ワンちゃんを飼うと、様々なワクチンを定期的に接種することになります。中でも狂犬病は接種が義務付けられています。こちらでは、ワクチン接種の種類や頻度の他、すぐにでも動物病院を訪れた方がいいサインについてご紹介いたします。予約制で土日も診療が受けられる病院をお探しの方は、ぜひ参考になさってください。
目次
ワンちゃんを飼う際には、ワクチン接種が必要になることはご存じでしょうか?ワクチン接種を怠ると、ワンちゃんの健康を守れないだけでなく、場合によっては罰金を課せられることもあります。こちらでは、ワンちゃんのワクチンの種類と受ける頻度についてご紹介いたします。土日もワクチン予約のできる病院をお探しの方は、ぜひご覧ください。
ワンちゃんの予防接種といえば、狂犬病ワクチンが有名です。
日本でワンちゃんを飼う場合、狂犬病のワクチンは義務化されており、春ごろになると、市区町村役場から予防接種のお知らせがあります。
狂犬病とは狂犬病ウイルスによるもので、動物だけでなく、人にも感染する危険があります。有効な処置法はなく、発症してしまうと、動物も人も必ず死に至る恐ろしい病気です。
日本も1950年以前は、多くの犬や人が狂犬病に感染し、死亡していました。この状況を改善するため、1950年に狂犬病予防法が設立され、犬の登録、予防注射を徹底することになりました。努力が実り、わずか7年後の1957年には、狂犬病ウイルスが存在しない狂犬病清浄国のひとつになりました。
その後の日本での発症例は、1970年と2020年にフィリピンからの帰国者による2例です。どの例も狂犬病流行国で犬に噛まれ、帰国後に発症したものです。
現在、狂犬病清浄国は、日本の他、オーストラリア・アイスランド・ニュージーランド・ハワイ・グアム・フィジー諸島のみです。
日本では、致死率100%の狂犬病を防ぎ続けるため、年に一度の狂犬病ワクチンが義務化されています。
狂犬病のウイルスは、感染している動物の唾液内に多く存在し、他の動物や人に噛みつくことで傷口より体内へと侵入します。
狂犬病には潜伏期間があり、一般的には1~3ヶ月程度ですが、短くて1週間、長くて1年以上と幅があります。ただし、発症後は多くの場合、7日以内に死に至ります。
日本は狂犬病清浄国のため、国内での感染リスクはほとんどないと考えられますが、油断は大敵です。大切なワンちゃんや人の命を守るためにも、年に一度の狂犬病ワクチンは必ず接種させましょう。
ペットには様々なワクチン接種が推奨されています。
不潔にしなければ病気に感染しないのでは?と思われるかもしれませんが、ワンちゃんには鼻を突っ込み、ニオイを嗅ぐ習性、ネコちゃんには徘徊する習性がそれぞれあるため、やはりワクチン接種は必要になります。
ワンちゃん・ネコちゃん用の混合ワクチンがあります。混合ワクチンを打つと致死率の高い感染症を防ぐことができます。
混合ワクチンは、コアワクチンとノンコアワクチンに分けられ、コアワクチンは生活環境にかかわらず全てのワンちゃん・ネコちゃんに推奨されます。ノンコアワクチンは状況に合わせておすすめされるものです。
コアワクチンには、
などを予防するものがあります。
ノンコアワクチンには、
などがあります。
何種類混ざったものにするかは、飼い主様が選びます。種類や量によっては、体への負担や費用が高くなるため、獣医師に相談することをおすすめします。
ワンちゃん・ネコちゃんへの混合ワクチンは、年に一度が一般的です。
ただし最初は、生後約2ヶ月に1回目、その3~4週間後に2回目が必要になります。
また、義務付けられている狂犬病ワクチンとは、時期をずらしての接種がおすすめです。
ワクチンの副反応には、
などがあります。安静にしていれば診療の必要はないため、接種後1週間ほどは、激しい運動を避けましょう。
ただし、高熱や嘔吐、下痢がある場合は早急な処置が必要になるため、すぐに病院へ連絡しましょう。
湾岸動物医療センターでは土日も診療・予防接種が可能です。完全予約制ですが、当日予約も可能ですので、お気軽にご相談ください。
ペットは些細なことで元気がなくなったり、食欲が落ちたりすることも少なくありません。しばらくすると治まることも多いとはいえ、「何か病気のサインかも」と不安になることもあるでしょう。こちらでは、来院した方がいいサインと家庭でもできる病気予防についてご紹介いたします。
ペットの元気がない、何となく調子が悪そうなど、ペットの様子がいつもと異なる場合、すぐにでも動物病院で診察を受ける方がよいのでしょうか?
ペットは言葉が話せないため、不調に気づきにくいものです。
こちらでは、ペットからのわずかなサインを見逃さないために、知っておきたいペットからのサインをご紹介します。
ついさっきまで元気だったのに急にぐったりしていると、「疲れたのかな?」と思いがちですが、立ち上がることもできないほどなら要注意です。
熱中症の他、何か悪いものを口にした可能性もあります。特に激しく嘔吐することがあれば、異物誤飲などによる中毒のリスクも高く、早急な処置が求められます。
食後に腹部が大きく膨らんでいる場合は、胃捻転かもしれません。処置が遅くなると死に至る可能性もあるため、要注意です。
胃捻転を防ぐには、早食いや大食いは避けるようにしましょう。
水分を多くとるようになり、トイレの回数が増えると、膵臓や腎臓のトラブルが考えられます。インスリンの分泌が阻害されると糖尿病になる可能性もあるため、できるだけ早めの受診がおすすめです。
人が貧血になるように、ワンちゃん・ネコちゃんにも貧血の可能性はあります。
突然よろけるようになったり、フラフラしたりする場合は、早めに病院を受診しましょう。
赤血球が少ないと酸欠になり臓器への影響も大きいため、貧血が疑われる際は、早めの診察を受けましょう。
湾岸動物医療センターでは、土日も総合診療科や整形外科、循環器科、皮膚科での診察を行っています。完全予約制ですが、当日予約も可能なため、急ぎの診察や処置を希望される方はぜひお問い合わせください。
ワンちゃん・ネコちゃんに少しでも異変を感じたら、できるだけ早く診察を受けると安心です。
その他にも、病気予防として家庭でもできることはたくさんありますので、詳しくご紹介しましょう。
ペットは健康状態や体調に合わせて自分で食事を選ぶことはできません。
飼い主様が食事の量、カロリー、必要栄養成分などをペットの種類や年齢に合わせて正しく選ぶ必要があります。
また、偏食だからと同じものばかり与えていると、栄養が偏って肥満や病気の原因となり、診療が必要になることもあります。
病気にならない、病気を悪化させないためにも、飼い主様が正しく食事をコントロールしましょう。
ワンちゃん・ネコちゃんも環境やしつけにおいてストレスを感じるものです。
どれほど活発でも休息は必要なため、誰からも邪魔されることのない場所を確保してあげましょう。
ペットをしつけることはストレスになるのでは?と思われるかもしれませんが、粗相など失敗をする度に叱られる方がストレスです。人もワンちゃん・ネコちゃんも快適に暮らせるよう、最低限のことはしつけておきましょう。
食事を楽しむことも健康維持には欠かせません。
ワンちゃんの場合、フードをいつもと異なる場所(玄関や廊下、ソファーの後ろなど)に置き、宝探しゲームのように楽しむのはいかがでしょうか?脳や嗅覚の刺激にもなるのでおすすめです。
ネコちゃんの場合、ペットボトルに穴を開け、キャットフードを入れます。転がすと穴から出ることを教えれば、遊びながら食事をすることができます。
飼い主様が日々の生活を工夫しコントロールすることは、ワンちゃん・ネコちゃんの健康に直結しています。健康維持には診療も欠かせませんが、まずは生活習慣病を予防するためにも、家庭でできることを試してみましょう。
ワンちゃん・ネコちゃんを感染症から守るには、定期的なワクチン接種が欠かせません。ただし副作用が起こる可能性もあるため、ワクチン接種後は安静にし、様子を観察することをおすすめします。湾岸動物医療センターでは、土日も診察・処置・予防接種・健康診断を行っています。当日予約も可能ですので、ぜひご利用ください。
院名 | 港区湾岸動物医療センター(芝浦港南動物病院) |
---|---|
住所 | 〒108-0075 東京都港区港南4丁目2−6 シティタワー品川1F |
TEL | 03-5460-2010 |
診療対象動物 | 犬・猫 |
診療時間 | 午前9:00~12:00 / 午後15:00~19:00 |
休診日 | 年中無休(夏季休暇、年末年始を除く) |
アクセス | 港区の芝浦港南エリアにあり、JR品川駅から徒歩10分です |
URL | https://www.wangan-amc.com/ |