HOME脳神経外科・椎間板ヘルニア、環椎軸椎不安定症(環軸亜脱臼)
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脳神経外科・椎間板ヘルニア

最近では動物の脳の病気や脊髄の病気が増えています。
通常の検査では分からなかった病気もMRIを撮影することにより、脳や脊髄の状態がよくわかり、診断できるようになりました。特に椎間板ヘルニアを起こして歩けなくなってしまう動物が多いです。
椎間板ヘルニアはただ歩けなくなるだけではなく、命を落としてしまう怖い病気です。脊髄への圧迫がひどければ、時間が経つにつれて、脊髄が壊死して、亡くなってしまう事もあります。早期の診断と、緊急手術が必要となります。

椎間板ヘルニア症例

椎間板ヘルニアを起こした脊髄のMRI画像

 脊髄を横から見た脊髄のMRI画像です。
  赤く丸で示している場所がヘルニアをおこしている
  場所です。灰色の脊髄を下から、黒い物が押し上げ
  ているのが分かります。
  この黒い所が、ヘルニア物質です。

 脊髄を垂直方向から見たMRI画像です。
  黒い場所がヘルニア物質で、脊髄は
  左の方へ強く圧迫をうけています。
 
 

椎間板ヘルニアの手術写真

 青い矢印が指している白い物が脊髄です。
 黄色い矢印が下から押し上げてヘルニアを起こしているヘルニア物質です。

 ヘルニア物質をきれいに取り除き、脊髄の圧迫がとれて、きれいにまっすぐになった脊髄です。

手術前・手術後の動画をご覧頂けます。

【 手術前 】

【 手術後1カ月 】

 

脳神経外科・環椎軸椎不安定症(環軸亜脱臼)

  • 環椎軸椎不安定症は、環軸多関節面可動関節を支持する歯突起および靭帯の異常であり、
    環軸不安定、椎骨亜脱臼、およびそれに引き続いて生じる脊髄と神経根の圧迫を引き起こします。
  • 環軸不安定症は、先天性あるいは発育性障害であり、最初の2頸椎間の不安定化を生じる。歯突起の骨折、欠損、発育不全、奇形から生じる場合と、翼状靭帯、歯尖靭帯、環椎横靭帯、背側環軸靭帯の異常形成や弛緩・断裂から生じる場合がある。外傷は、これらの原因の結果として生じる関節の弛緩から臨床徴候を誘発する場合があり、頸部痛、歩行可能な四肢不全麻痺、歩行不可能な四肢不全麻痺を引き起こします。

環椎軸椎不安定症の犬を外科的に整復を行った症例

 CT検査にて軸椎の歯突起が脊髄を圧迫している様子がわかります。(赤丸)

 CT(3D画像)

 MRI検査にて脊髄が圧迫されているのが分かります。


腹側アプローチにて手術を行います。


環椎軸椎を露出します。


環椎と軸椎を固定するスクリューを2本挿入します。


次に環椎に2本、軸椎に2本のスクリューを挿入します。


環椎軸椎関節軟骨に上腕骨から採取した海綿骨移植を行います。


最後に外科用ボーンセメントで固定して終了です。


手術後のレントゲン写真


手術後のレントゲン写真